買い物・料金比較
月払いと年払い、何か月使うならどちらが安い?
使うツール
年額を12で割ると月額より安い。だから年払いが得、と決める前に、何か月使う予定かを考えたいところです。途中で使わなくなっても返金されない契約では、六か月の利用でも一年分の支払いが残ります。料金プラン比較は、月額換算の見た目ではなく、指定した期間に必要な支払いを比べるための画面です。架空の二プランで、更新月の前後を試します。
月1200円、年12000円を二件で比べる
通貨をJPY、利用期間を12か月にし、プランAを月払い1200、プランBを年払い12000へ設定します。Aは12回で14,400円、Bは1回で12,000円となり、Bが2,400円安くなります。年払いを選んだ欄には年額を入力します。広告の『月あたり1000円』という表示を、そのまま年額欄へ1000と入れると、実際より12分の1の料金として比較してしまいます。
Months A: 1200 JPY/month B: 12000 JPY/year
6 7200 12000
10 12000 12000
12 14400 12000
13 15600 24000
24 28800 24000初期欄は二件ですが、追加で最大十件まで比較できます。どちらの欄も月払い・年払いを選べるので、Aを月額、Bを年額へ固定する必要はありません。プラン名を実際に区別できる名前へ変え、料金に税を含むかなど条件をそろえます。空欄は無料プランとして扱われません。無料を比べるなら、料金へ0を明示的に入力します。
六か月だけ使うなら、月額換算の印象が変わる
期間を6か月へ変えると、Aは7,200円、Bは12,000円です。Bの年額を半分の6,000円へ割り引いてはいけません。このモデルでは支払周期の開始時に前払いし、途中終了でも払い済み期間の返金はしません。六か月使ってやめる条件なら、Bの利用期間当たり月額換算は2,000円です。年額を12で割った1,000円とは、分母が違います。
支払いがカバーする期間は12か月、利用しない支払済み期間は6か月として確認できます。未利用期間があることは必ず損という判断ではなく、今回の利用予定では何に支払うかを見えるようにするものです。使う期間がまだ決まっていないなら、短く終える場合と長く使う場合を両方入力し、予定が外れたときの支払いも比べます。
十か月で同額でも、その先ずっと年払いが得ではない
10か月ではAもBも12,000円です。11・12か月ではBが安くなりますが、13か月になるとBは二年目の12,000円を前払いし、合計24,000円です。Aは15,600円なので、再びAが安くなります。『十か月で元が取れるから、それ以上はずっと年払いが得』という説明では、この更新時の段差を見落とします。
式では、月払いの請求回数はH、年払いはceil(H÷12)です。年額を単純にH÷12倍するのではなく、必要な支払周期を切り上げます。24か月ならBは二回で24,000円ですが、25か月なら三回になります。利用期間を変えた比較表でも、同じ計算を繰り返してこの段差を確認できます。順位が変わる月を、実際にやめる予定の近くで見てください。
この画面に入れていない費用を忘れない
現在の画面は月額・年額の定額料金に絞っています。初期費用、解約料、無料期間、従量料金、日割り、返金、途中の価格変更を計算する入力欄はありません。これらがある契約を、そのまま基本料金だけで同等に比較したとは考えないでください。税を含むか、対象機能が同じか、最低契約期間があるかも、公式の料金表示と条件で確認します。
自動更新しない契約や途中返金がある契約では、ここで使う前提と違います。『年間プラン』という名称だけから支払方式を推測せず、一年分をいつ払い、どこまで使え、やめたときどうなるかを確認します。ツールの最安は入力条件の金額比較であり、契約条件の審査やサービス品質のおすすめではありません。
差額と、使う見込みを一緒に判断する
比較基準をAにすると、Bとの差がどの期間でプラスかマイナスかを追いやすくなります。候補を増やした場合、二つが同額でも別の候補がもっと安いことがあるので、同額と全体の最安を区別します。入力順を価格で勝手に変えるのではなく、名前と条件を保ったまま結果を読みます。無効な入力がある候補は、その理由を確認してから比較へ戻します。
最後に、六か月でやめる場合、十二か月使う場合、十三か月へ延びる場合を並べると、予定が少し変わったときの支払いが分かります。料金が安いことと、必要な機能を満たすこと、無理なく継続できることは別の判断です。計算はそのうち金額の部分を見えるようにします。契約する操作や通知は行わないので、確認した条件を持って実際のサービス側で判断してください。
まだ一年使うか分からないときの比べ方
たとえば、新しい学習サービスを半年試し、続けられそうならもう半年使う予定だとします。この時点では、六か月と十二か月のどちらを選ぶかは確定していません。比較期間を一つに決めて『年払いが得』とするより、二つの結果を別々に読む方が判断しやすくなります。六か月でやめるなら月払いは4,800円少なく、十二か月続けるなら年払いは2,400円少ない、という金額の違いです。続ける確率を入力していない以上、ツールが期待値やおすすめを決めることはありません。
次に、候補Cとして月額1,100円を追加してみます。十か月ではAとBがどちらも12,000円ですが、Cは11,000円です。AとBの同額という関係は変わらなくても、全体の最安はCになります。十二か月ならCは13,200円なのでBが安く、十三か月ではCの14,300円がBの24,000円を下回ります。比較する候補を増やしたら、以前の二件だけで見つけた境界がそのまま全体の結論になるとは考えないことが大切です。
比較結果を誰かへ説明するときは、『Bは月あたり1,000円』だけでは足りません。『十二か月使う前提で年額12,000円を一括前払い、途中返金なし。Aとの差は2,400円』まで添えると、数字の意味が伝わります。ここでいう月額換算は総額を利用月数で割った説明用の平均であって、カードへ毎月1,000円ずつ請求されるという意味ではありません。支払い時点の資金と平均費用は、同じ金額から計算しても別の見方です。